加賀の魅力を隅々にまで詰め込んで

九谷焼作家の繊細な筆致が印象的な蓋を開ければ、とりどりの花が咲いたようなサブレがぎっしり。しかもサブレは2段仕立てという嬉しさです。古都・金沢をはじめ石川県の食材を使ったスイーツも評判の「パティスリー ローブ 花鏡庵」。棒茶や能登塩、のどぐろ、いしるといった地元食材使用のサブレから、サブレブルトンやフロランタンなどフランス伝統の味わいまで、実に16種類が賑やかに詰め込まれたサブレ缶。手土産にもぴったりです。

缶をデザインしたのは九谷焼作家／赤絵細描の吉村茉莉さん。パティスリー ローブ 花鏡庵パティシエールの平瀬祥子さんが吉村さんの大ファンだったことから、オリジナルデザインが実現しました。繊細な線が吉村さんの特徴。「缶の美しさに見劣りしないよう、中身も華やかに仕上げました」（平瀬さん）。食べ終わっても大切にとっておきたい、アートピースのような美しさです。

「私が子どものころのクッキー缶は、2段仕立てが多かったように思います。1段目を食べてもまだ2段目がある、っていうあの嬉しさをみなさまにも届けたくて」（平瀬さん）。上の段は米粉を使用したサブレが中心。能登塩ショコラ、棒茶、カモミール、ブラックベリー、ビアリッツ、ラベンダー、ローズなどフローラル系も多めのラインナップです。

サブレブルトン、ショコラ、サブレ ア ラ ポッシュ、スペキュロス、フロランタン、柚子、黒オリーブ、のどぐろ、いしる、デュカサブレ、ポルチーニ茸、チーズ、ローズマリー、トマトとユニークな味わいも並ぶ下段。「いしるや黒オリーブ、ポルチーニ茸などはしっかりと塩味もあり、おつまみとして日本酒とも相性良しです」と平瀬さん。

加賀の文化も色濃く映すモダンパティスリー

金沢の近江町市場のほど近く。静かなエリアにある「パティスリー ローブ 花鏡庵」は「ゴ・エ・ミヨ 2020」のベストパティシエ賞にも輝く実力派、平瀬祥子さんが手掛ける一軒です。加賀ならではの食材や伝統文化を昇華させた生菓子や焼き菓子を求めて、全国からお客様が訪れる人気店。ここでしか出合えないスイーツがきら星のごとく並んでいます。町屋を改装した店内は古都情緒もたっぷり。

パティスリー ローブ 花鏡庵

石川県金沢市尾張町2-4-13

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レストラン ローブ

東京都港区六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山森タワー1F