料理からお座敷遊びまで。
京都・料亭文化の奥深さを満喫する

日本を代表する京都の名料亭「菊乃井本店」で、ユネスコ無形文化遺産でもある「和食」の深い美と食、それに伴う料亭文化を探求する一期一会のプランです。3代目店主 村田吉弘さんが手がける懐石コースは、二十四節気ごとに料理と器が変わり、季節の色を美しく映し出します。コースの中では、店主のコレクションである北大路魯山人の器もお目見え。旅行客ではなかなか体験することのできない、祇園の舞妓・芸妓さんが指南するお座敷遊び付のコースも用意しています。名店「京都村上開新堂」の洋菓子のお土産も付いたANoTHER IMPERIAL HOTEL限定体験プランです。

「先付」から始まる季節の懐石コースは、八寸やお造り、蓋物、煮物など12品前後。季節の食材の持ち味を存分に引き出した料理と器が生み出す、日本料理ならではのハーモニーを存分にお楽しみください。お造り「伊勢海老と鯛」、「ほおずき盛り5種」など、みずみずしい花や葉も器代わりに。そして「北大路魯山人の器は料理を盛ると、また味わいが増すんですよ」と店主の村田さんが長年かけて蒐集した魯山人の器も随所に登場します。

菊乃井3代目店主 村田吉弘さん。伝統的な日本料理の文化を大切にしながらも、柔軟な発想で料理に取り組む姿勢は、和洋を問わず多くの料理人からもリスペクトされています。現代の名工、京都府文化功労章をはじめ、さまざまな賞を受章。NPO法人日本料理アカデミー名誉理事長を務めるなど、多忙な日々を送ります。「料亭は大人のアミューズメントパークです。ゆっくりお楽しみください」。

今回のエクスペリエンスには、女将の村田京子さんほかベテランスタッフによる「店内クルージング」が体験できるチャンスもあります（お客様などの状況により、実施されない場合もあります）。「大事なお客様が家にみえたときに、どうおもてなしをすれば、喜んでいただけるかしら――いつもその気持ちを忘れずに、お客様をお迎えしています」。

紹介者がないとなかなか体験できない舞妓・芸妓さんとのお座敷遊び。料亭では古くから伝わるこの文化のエッセンスも味わうことができます。簡単なゲームを楽しんだり、目の前で舞う舞妓・芸妓さんの雅な美しさに見ほれたり。女子会や大切な外国人ゲストへのおもてなしにも喜ばれることでしょう。

これまた京都の老舗、創業明治40（1907）年で、現在約1年待ちというほど入手困難な洋菓子店 京都村上開新堂のクッキー缶もお土産についています。「お菓子の時間を贅沢で特別なものにしたい」と語る店主 村上彰一さん。「もらう方はもちろん、あげる方も誇らしいものに」という想いを込めて伝統を守りながら唯一無二のお菓子を作り続けています。

15年連続でミシュラン3つ星に輝く、
日本の誇り「菊乃井」

八坂神社や高台寺など京都の長い歴史と文化に彩られた京都東山。豊かな緑の中に立つ「菊乃井本店」は大正元（1912）年に料理屋として創業しました。先祖が、豊臣秀吉の妻・北政所が茶の湯に使った菊水の井を守ってきた茶坊主だったことから、この屋号に。空間、料理、しつらえとすべてが揃った、日本を代表する料亭のひとつで、15年連続でミシュラン3つ星に輝いています。

菊乃井本店

京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下る下河原町459

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帝国ホテル コンシェルジュ 副支配人

秋本与野

当日の装いとしては、素足は避け、靴下をお履きになると、大人のたしなみとしてスマートです！