京都の学生と共創した
宇治抹茶の魅力を詰め込んだオリジナルスイーツ

帝国ホテル 第3代総料理長の杉本 雄が、京都の魅力を伝える学生が立ち上げたブランド「MUUCHA」（京都を象徴する「お茶」と「音楽」の2つのテーマで活動するプロジェクト「HACK KYOTO」の中で、主に「お茶」の魅力を全国に発信している）とコラボレーションし、本モール限定で「京宇治抹茶パイ」を開発しました。本品は、京都・宇治の老舗茶園「丸利吉田銘茶園」の抹茶をたっぷりと使った新顔スイーツ。しっかりと焼かれたサクサクのパイ生地は、ひと口含めば抹茶の香りがはんなりと香り立ち、中に詰まった甘くもほろ苦い抹茶テリーヌが濃厚な味わいで舌を喜ばせます。

そもそものきっかけは、「地元・京都のお茶の魅力を全国や海外に広めたい」という「MUUCHA」のチームの皆さんの想いに、杉本が共鳴したこと。「近年、世界的に抹茶が人気を集めていますが、本来の奥深い魅力はまだ十分に伝えきれていないと常々考えていたんです」（杉本）。そこで両者がタッグを組んで、商品開発や試作を帝国ホテルが、パッケージデザインと販売を学生たちが行うという、充実したコラボレーションが実現しました。

こうして誕生したのが、抹茶を練り込んだパイ生地と、鮮やかな緑色をたたえる香り豊かなテリーヌが見事に一体化した抹茶のパイ。余すところなく抹茶の風味を堪能できるのは、甘さを控え、素材本来の味わいを生かしているから。実は今回、杉本は、帝国ホテル伝統の“ブルーベリーパイ”にオマージュを込め、作り方の手法だけでなく、表面を覆うパイ生地のサクサク感や編み込みのスタイルまでレジェンドスイーツに倣っています。

手のひらにのるほどの小ぶりさにも、杉本のこだわりが。「そのままパクッと食べてもらえるようなサイズ感をイメージしたんです」とにっこり。試食した学生さんたちにも「このサイズ感がなんともかわいいですね！」「本当、手に取りやすく、食べやすいです」と、大好評でした。

一方、パッケージデザインを任されたMUUCHAのチームの皆さんは、全員でアイデアを出し合い、形や大きさ、色、素材など、試行錯誤しながら商品の魅力を最大限に高めるパッケージづくりに励みました。

遂に完成したのが、こちらのパッケージ。個包装用の箱は宇治抹茶を連想させる美しく上品な深緑色。外箱は黒色の竹籠で仕立てました。竹籠の編み目はあえて粗くしてあり、パイの編み込みをほうふつとさせ、中の箱が透けて見えるところがまた素敵。和を感じさせつつ落ち着きすぎないスタイリッシュさがあり、抹茶のパイの魅力を一段と格上げしてくれます。作り手両者の丁寧な仕事と豊かな感性が見事に表現されていて、贈り物にしても喜ばれそうです。

京都発・学びと社会を繋ぎ、
「KYOTO」の魅力・技・食を広く発信

2025年4月から10月にかけて開催された大阪・関西万博を契機に、京都への観光客を増やし、地域を盛り上げようと活動しているのが、同志社大学、京都芸術大学を中心とした京都の学生たちによるプロジェクトチーム「HACK KYOTO」。このチームは、京都らしさの象徴である「お茶」と「音楽」という2つのテーマを掲げてプロジェクトを進めており、今回はそのうち「お茶」をテーマに立ち上げたブランド「MUUCHA（ムーチャ）」とコラボレーションしました。

京都の町を一望できる、京都芸術大学瓜生山キャンパスの屋上テラスにて。杉本とMUUCHAのチームの皆さんの笑顔から、このプロジェクトの充実ぶりが伺えます。

HACK KYOTO「MUUCHA」

京都府京都市左京区一乗寺樋ノ口町35-2

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