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“天職”に導かれるように出会った
「日本の技」と「デザイン」の共創
Calling
文化と歴史、作り手の背景から
“心地よさ”を紡ぐ新レーベル
日本各地で受け継がれてきた素材や技、人との出会いから、新たなものづくりを編み上げていく新レーベル「Calling(コーリング)」が、日本を代表するセレクトショップ「BEAMS」から誕生しました。目指しているのは、単に新しい商品を生み出すだけでなく、文化や歴史、作り手の背景までも丁寧にすくい上げ、今の暮らしに繋がる形で届けていくこと。長く育まれ、遠い未来にも残っていくものづくりを軸に据えています。今回、始動したばかりのCallingのポップアップイベントを訪ね、ディレクターを務める佐藤幸子さんに、その立ち上げに込めた想いを伺いました。

佐藤幸子(さとう・さちこ)さん
1995年に入社し、長年バイヤーやデザイン業務に携わる。国内外のヒト・モノとの繋がりを活かした商品開発を牽引し、久留米絣や肥前磁器との出会いを機に「CATHRI」と「HIZEN jewelry」の両ブランドを立ち上げた。 現在は、それらのブランドを内包するプロジェクト「Calling」のディレクターとして、地域とファッションの未来を繋ぐ活動に精力的に取り組んでいる。
「アパレルビジネスの慣習にとらわれず、“健全でないことはやらない”を貫いてきました」(佐藤さん)
BEAMSの名を前面に出すのではなく、独自の哲学で立つレーベルとして位置づけられているCalling。その本質について、ディレクターの佐藤さんは「BEAMSは6.5坪の小さなお店から始まりました。名前こそ冠していませんが、その“小さく楽しいことを”という創業時の精神をCallingは受け継いでいます」と語ります。
「とにかく“健全でないと思ったことはやらない”ということを貫いてたどり着いたのが、このレーベル。誰かが無理をしたり、違和感を抱えたりすることがないよう、ものづくりを進めています。例えば、毎シーズンのコレクション展開に合わせるために、作り手へ無理のある依頼をすることもしません。従来のアパレルビジネスの慣習に縛られず、人ありきのものづくりを目指しています。そうした過程から生まれた服こそ、着る人にとっても、本当に気持ちのいい服になるのではないかと思うんです」(佐藤さん)

接触冷感やシャリ感のある日本素材を用い、きちんとした印象でありながら心地よく過ごせる。そんな現代の暮らしに寄り添う新作が揃います。

赤ちゃんの誕生を記念する贈り物にもふさわしい、「Calling Jewelry」の「Baby Ring × Date Necklace Made to Order」。名前のイニシャルや記念日を添えることで、より特別な一本に仕上がります。
自由なリラックスウエアへ昇華した
“伝統の久留米絣”
重要無形文化財・久留米絣を、日々の装いで楽しめる形へ昇華させたオリジナルブランド「CATHRI(カスリ)」も展開しています。伝統的な藍染めを、普段使いしやすいシルエットで取り入れ、世代や性別を問わず愉しめるウエアとして佐藤さんは提案します。かしこまりすぎないラフなドレスや異素材との掛け合わせに加え、ニットやメンズウェアも企画し、その表現を広げています。久留米絣の美しさを守りながら、現代の暮らしの中で心地よく着られる、普遍的なリラックスウエアです。

手織りの久留米絣を帯に使い、前後どちらでも着用できる2WAYのワンピース。自由度の高いデザインも、CATHRIらしいポイントです。

織り物だけでなくニットも展開。久留米絣の織物を樹脂に封じ込めたボタンがアクセントとなっています。

バングルやネックレス、イヤリングなどもご用意。藍染の味わい深い表情を、ワンポイントで装いに添えられます。
>「CATHRIシリーズ」詳細はこちら
美しい宝石のように “陶磁器”を身に着ける
「HIZEN jewelry(ヒゼン ジュエリー)」は、有田焼、鍋島焼、唐津焼、嬉野吉田焼、武雄焼など、肥前を代表する陶磁器を“宝石に見立てる”発想から生まれた、Callingオリジナルのジュエリーコレクションです。白磁の澄んだ白、手描きの絵付けが生む表情、磁器ならではの光の反射は、アートピースのような存在感。職人が一点一点手がけた“やきもの”を、装いの中で気軽に愉しめます。

手描きで絵付けされたリングモチーフや、ダイヤモンドのブリリアントカットのように仕上げたネックレスなど、職人技が光るジュエリーが揃います。

Callingのコレクションは、ドレスのようなフォーマルな装いにはもちろん、デニムを合わせたカジュアルな着こなしにも合わせやすいのも魅力です。
>「HIZEN Jewelry シリーズ」詳細はこちら
日本が誇る地域の伝統や技を世界へ
Callingが目指す文化と暮らしを繋げる“共創”の姿
1976年、東京・原宿で創業したビームス。セレクトショップの先駆けとして、ファッションにとどまらず音楽やアート、食にいたるまで、多角的に世界のライフスタイルを紹介し続けてきました。長年培ってきた「新しい価値を生み出す力」は、今では企業や自治体との協業においても、クリエイティブな解決策を提供するまでに広がっています。
そんなビームスが、後世に残すべき日本の工芸や文化を守り、未来へと繋いでいくために立ち上げたのが「Calling」です。2021年の始動から準備期間を経て、2026年、いよいよ本格的な活動を開始しました。
久留米絣との出会いから始まった「CATHRI」、肥前の陶磁器の美を纏う「HIZEN jewelry」。いずれも、ディレクター佐藤幸子さんが全国の職人との出会いを通じて得た感動を、“デザインの力”で可視化したブランドです。「地域の良いものを、その価値やストーリーとともに、より多くの人の日常へ届けたい」という彼女の哲学は、地域の伝統工芸を未来へ繋ぎたいという私たちの理念をさらに深化させています。
