約2万年前の阿蘇の溶岩が
家庭用のクッキングプレートに

九州・阿蘇山の麓に工房を構える「民芸工房 鉄石」が手がける天然溶岩石の「阿蘇溶岩クッキングプレート」は、約2〜3万年前の噴火で生まれた玄武岩を使用。蓄熱性と遠赤外線効果に優れ、食材をふっくらと焼き上げてくれます。販売中の「阿蘇溶岩クッキングポット」に続く、本モール限定品の第2弾として登場。厚さ18mmに軽量化された特別仕様です。同社の製品を長年愛用してきた帝国ホテルの村野ブッチャーシェフの助言を受け、さらに使いやすく洗練された逸品へと進化を遂げました。横から見ると波打つように見えるやわらかな流線形のフォルムも魅力のひとつ。阿蘇の大地が育んだ溶岩石と、職人の手仕事が生み出すこのプレートは、ご家庭のキッチンに“焼く愉しみ”を届けてくれます。

溶岩プレートは、加熱開始から約5分で蓄熱が完了。遠赤外線の効果により食材の表面は短時間で香ばしく焼き上がり、中までじっくりと火が通るため、カリッとジューシーな食感に仕上がります。また、プレートの表面にできる微細な気泡が余分な油を吸収してくれるので、素材本来の旨味がいっそう際立ちます。

使うたびに食材の油がプレートになじみ、溶岩そのものが黒く艶を帯びていく経年変化も本品の特性のひとつ。使い始めは少量の油をひいて使用しますが、数回使ううちに油なしでも調理が可能になります。お手入れも簡単で、使用後はプレートが冷めるのを待ち、洗剤を使わずスポンジでさっと水洗いするだけ。

※急冷はひび割れの原因になるため、粗熱が取れてから洗浄してください。

阿蘇の大自然が育んだ玄武岩を切り出し、職人が一枚一枚手作業で加工。石の目や気泡、割れを見極めながら慎重に加工される一枚は、大自然との対話と高度な技術の結晶です。民芸工房 鉄石を運営する株式会社スプリングスカンパニー代表取締役 井 隆蔵さんは、「一番大変なのは、大きな岩を割って加工できるサイズにする最初の工程」と語ります。使用に耐える条件を満たす石はごくわずか。商品化できる素材が得られた際は、特に慎重に仕上げるのだそうです。

本品は、一般的な家庭用ガスコンロに収まる程よいサイズ感で、キッチンはもちろん、アウトドアでの調理にも活躍。キャンプやバーベキューでもその蓄熱性が威力を発揮します。油が染み出して裏面に垂れるようになったら買い替えのサイン。天然の石から作られているため、役目を終えた後は割って土に還せる自然にやさしい調理道具でもあります。食材の旨味を存分に引き出してくれる一枚は、料理好きな方へのギフトにも最適です（※受注生産のため、お届けまでに2週間ほどいただきます）。

「鉄」のように柔軟な発想と
「石」のように強固な意志を持って

1985年に創業以来、40年にわたり鉄と石を使った製品づくりに情熱を注ぎ、職人が断裁から仕上げまで、一枚一枚丁寧な手作業で製品を作っている民芸工房 鉄石。今回ご紹介した阿蘇溶岩クッキングプレートや、すでに販売中の阿蘇溶岩クッキングポットは、阿蘇の自然の恵みと職人技を活かしながら、現代の食文化に寄り添う製品を届けたい、との想いから誕生しました。

溶岩を切り出し、石の目や風合い、割れを慎重に見極めながら切削。できる限り気泡が少なく質の良い素材を厳選する必要があるため、より高度な技術と経験、繊細な感覚が求められます。「自然の石なので寿命はありますが、ひとつひとつ手間をかけて作っているので、大事に長くご愛用いただけると嬉しいです」と井さん。

民芸工房 鉄石

熊本県阿蘇市一の宮町三野390-1

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帝国ホテル ブッチャーシェフ

村野哲司

ステーキも厚切り野菜も、余熱だけで素材の芯までじんわり火が通る蓄熱性の高さが頼もしい。しかも薄くて軽いプレートに仕上げられたことで、家庭でも扱いやすくなったのが嬉しいですね。 “焼き”にこだわる料理人からみても納得の一枚です。