りんご王国弘前自慢の味わい。
優しい甘さのシードル3種

りんご果汁を発酵させるなどして造ったりんご酒「シードル」。その味わいの幅は広く、甘口・辛口タイプからビール風やスパークリングワイン風、ノンアルコールまで驚くほどの種類が揃います。りんご王国・青森県弘前市生まれのシードルの奥深さを知るのにぴったりな、甘口シードル飲み比べセットをご用意しました。

（左から）「タムラシードル SEC」、「テキカカシードル ドルゴ」、「弘前城しいどる 無ろ過スイート」。

りんご特有のフルーティーな香りと繊細な泡が立ち上るタムラファームの「タムラシードル SEC」は、エレガントな味わい。日本人らしい細やかな仕上げが感じられます。

もりやま園の「テキカカシードル ドルゴ」は、栽培途中で摘果※するりんご「摘果果（てきかか）」（70%）に、観賞用としても知られる小粒の愛らしい「姫りんご（ドルゴクラブ）」を30％ブレンドしたシードル。姫りんごのスパイシーなほどよい酸味が喉ごしよく、爽やかな風味を楽しめます。

※「摘果」とは、りんごの栽培過程で品質のよい果実を育てるために間引き（＝てきか）すること。摘果される未熟りんごには、リンゴポリフェノールが成熟果の約10倍の濃度で含まれています。

「弘前城しいどる 無ろ過スイート」は、2017年の桜まつり100年を記念して造られた弘前ならではのシードル。桜どころとして名高い弘前公園にある日本最古級のソメイヨシノの花弁から採取した酵母を使用しています。さくら花酵母による甘酸っぱい「和」風味が特徴です。

細めのフルートグラスに注いだり、大ぶりのタンブラーに注いだりと、お好みのグラスでお召し上がりください。シードルは低アルコールでからだに優しいお酒。りんご原料のお酒ゆえ、ポリフェノールやカリウム、リンゴ酸、クエン酸などの摂取が期待できるのも嬉しいところ。

城下町・弘前から青森の地酒の魅力を広げたい

4つの海と3つの大きな山に囲まれた青森県は、豊かな自然と美味に恵まれた地。なかでも弘前は国指定の「名水百選」にも選ばれた「富田の清水（しつこ）」や、県指定の「私たちの名水」に選ばれた「御膳水」といった名水もあり、かねてより酒造りも行われてきました。大正期建築の赤レンガ倉庫に本社を構える「弘前銘醸」は、自社銘柄酒を中心に地酒の普及に努める老舗。2017年からは「弘前城しいどる」も手掛け、地元のシードルシーンの活性化に一役買っています。

弘前銘醸

青森県弘前市富田3-7-1

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帝国ホテル バーテンダー

渡邊杏奈

甘口シードルは、低アルコールなので初めてシードルを飲む方やアルコールビギナーにおすすめです。生ハムやブルーチーズなど塩味のきいた食事と合わせると、それぞれの味が引き立ちます。