これさえあれば料理上手に！
スミばあちゃん自慢の万能だし

「大阪だし」は、大阪生まれ大阪育ちのスミばあちゃんが手塩にかけて作った万能調味料。旨味の中にまろやかな甘味も感じられる、大阪らしい味わいです。スミばあちゃんが家族のために作っていただしを近所の人に分けたところ、「美味しい！」と評判を呼び、5年前についに商品化。北海道の羅臼昆布と九州産のかつお、さらには醤油、砂糖、節（ぶし）まで、一貫して国産の材料を厳選し、手作りしていることが美味しさの秘密です。添加物や化学調味料は一切不使用。だしはそのままストレートで使ったり、水で割ったり、みりんや酒と合わせたりと、料理用途によって使い方はさまざま。透明な軽量パウチ袋のパッケージも冷蔵庫のポケットにすっと収まり、使い勝手も抜群。キッチンに常備したい優秀調味料です。

「このだしは、どんな調味料と合わせてもけんかしないんです」と語るのは、スミばあちゃんの娘で料理愛好家のゆうこハン。水で割って、そばやそうめんのつゆとして、またはぶっかけうどんに。照り焼きの仕上げに使うなら酒やみりんと合わせて。「お酢に加えれば簡単に三杯酢になりますし、レモン果汁と合わせて焼き魚にかけても。意外なところでは、ナンプラーとの相性も抜群です。もちろん、お好み焼きに加えても」。このだしがないと、もう料理ができない！というリピーターの方が多いのも納得です。

料理に使うときのポイントは「“どぼどぼ”ではなく、けちけち使うこと（笑）」とゆうこハン。味を見ながら、少しずつ加えていくのがおすすめです。「煮物や鍋のベースにはもちろんですが、料理を作ってから『あとひと味ほしい』『味が決まらない』というときに、仕上げにひとさじかけてみてください。嬉しいほどに味がバチッと締まります」。

「天下の台所」大阪の“だしの文化”を、
広く、深く伝えたい

大阪だしを作っているときに「美味しくなぁれ」と言いながら、大きな寸胴鍋をかき回しているスミばあちゃん。削りたてのかつお節、肉厚の昆布から、ゆっくりと丁寧にだしを取っていきます。昔からお料理好きでサービス精神旺盛。「だし」もスミばあちゃんが親戚やご近所の方々にふるまったり、おすそ分けしていたことから口コミで評判に。折しも時はコロナ禍、外食もままならず、「おうちごはん」が主流となっていた時期だけに、万能な大阪だしは、あっという間に人気を呼びました。

「天下の台所」とも呼ばれ、江戸時代から商売が盛んだった大阪。「仕事の合間にパパッと手早く食べられて、ご飯が進む味」が、地域に深く根付いているそうです。そんな食文化に、スミばあちゃんの大阪だしはまさにぴったり。この“甘うまい”大阪のだしを取るために、欠かせないのが昆布です。昨今は環境の変化により昆布の収穫量が著しく減少していますが、昆布の危機的な状況を広く伝え、だしの素晴らしさを知ってもらうきっかけになればと、スミばあちゃんとゆうこハンは、だしを使った料理教室やワークショップも開催しています。

結び屋

大阪府大阪市住之江区南加賀屋4-16-21

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