細やかな職人技の積み重ねから生まれた、一口最中

小豆＋フロランタン＝「豆たん」。一度聞いたら忘れられないネーミングです。そしてパッケージも印象的。個包装で二つ折りにされたパッケージの片側には、フランス伝統菓子のフロランタンが潜んだ直径4㎝ほどの最中の皮。一方には大納言小豆が入った小さな求肥が忍ばせてあります。いただく直前に開けて、最中の皮に求肥をサンドし、一口でぱくり。さっくさくの皮としっとりとした求肥を同時に楽しめる、あるようでなかった新しい感覚の和菓子です。

豆たんは、手仕事を大切にし、自然なおいしさを追求する「ぶどうのたね」の顔ともいえる和菓子。すべての素材を厳選しています。たとえば最中の皮は広島から。職人さんが毎朝4時から作り始めるという軽やかな食感は絶妙です。最高級の羽二重粉で作った求肥、北海道産の大納言小豆、地元・福岡うきはで作られたはちみつ、種子島の粗糖。小さな丸い最中の中に作り手の真摯な想いが詰まっています。

ぶどうのたねのある福岡・うきは市はブドウの産地。ブドウは、たわわに実る実、どんどんと伸びていく蔓から、豊穣や子孫繁栄などを意味する吉祥文様としても知られます。最中の皮にオリジナルのブドウ文様が刻まれている豆たんは、お祝いの席にもぴったり。地元では結婚式の引き出物としても愛用されています。個包装で分けやすく、誰にも喜ばれる穏やかな味わい。贈り物リストの上位に入れておきたい一品です。

最中の皮は割れやすいため、さっくり一口で食べてほしい…。可愛らしいサイズの豆たんには、作り手のそんな願いが込められています。フロランタンのキャラメル風味がアクセントになっているので、コーヒーとの相性も抜群。食後にちょっと甘いものを、というときは煎茶と一緒に。実はお酒とも合うのだとか。小さいながら楽しみ方いろいろのスイーツです。

土地と人と寄り添い、
心豊かな暮らしを紡ぎ出すアイテムを提案

福岡県うきは市の耳納連山（みのうれんざん）の麓にあるぶどうのたねは、いわば里山のセレクトショップ。広大な敷地内に呉服店や雑貨店、カフェ、和菓子店などが点在し、小さな集落のような趣を見せています。いずれのお店にも共通しているのは、失われつつある手仕事を守り、人と人との繋がりを大切にするという気持ち。「土地ありき、人ありき」の精神にあふれるぶどうのたねは、ドライブがてら立ち寄るお客様で日々賑わいを見せています。豆たんは、敷地内の「和菓子 葡萄家」やぶどうのたね内にある売店にてお買い求めいただけます。

「自分たちは今は種だけれど、この場所からお客様やスタッフが集い、繋がり、実りを見せていくように」との願いを込めて名付けられた、ぶどうのたね。暮らしにまつわる良質なモノや日本の手仕事、うきはで生まれる美味が揃います。自然豊かなこの場所を訪れると、日常にふとした喜びや美しさを加えてくれる、そんなアイテムに出合えることでしょう。

ぶどうのたね

福岡県うきは市浮羽町流川334

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