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プロダクトストーリー
日本三大団扇のひとつ「房州うちわ」は、女竹と呼ばれる細くしなやかな1本の竹から、手作業による21もの工程を経て作られます。丈夫で軽く、手になじむ柄や美しい格子模様の「窓」が特徴。大万月の名の通り大きな扇面で、そっと扇ぐだけでしなやかな風が起こります。竹に貼る千代紙は、大正時代から帝国ホテルと共にお客様に寄り添い続けてきた和紙舗 榛原による伝統製法の手染めのもの。インテリアとしてもお楽しみいただけます。
房州うちわ最大の特徴は、一本の竹を割いて作る、通称 窓と呼ばれる部分。持ち手となる柄から扇面まで一体化しているからこそ、小さな力でしなやかな風を起こすことができます。
団扇を作るのは、房州うちわ伝統工芸士・太田美津江さん。創業安政年間にさかのぼる房州うちわの工房「太田屋」の4代目で、房州うちわ唯一の伝統工芸士です。千葉県指定伝統的工芸品製作者として後進の指導にもあたります。
竹の皮をむき、水洗いをして磨き上げ、乾燥させた竹をひと晩水につけた後、竹を割く作業へ。最初に8本に割き、団扇の大きさに合わせて48~64本に細く割きます。
広げた骨に糸を交互に編んで固定します。太田さんは器用に進めますが、しっかり握りながら美しく編むのは難しく、お弟子さんたちが苦労する工程だそう。
糸を通したら骨を均一に開きます。丸枝の上部に開けた穴に差し込んだ、通称「弓」と呼ばれる竹の両端を反らせながら骨の両端と結び、きれいな曲線にすることで窓が完成。放射状に広げた骨をととのえながら交互に仕分け、さらに軽くあぶって骨の歪みを正します。
裏と表にのりで紙を貼り、余分な骨を断裁。周囲を整えて仕上げに。表は、デザイン入りの千代紙を貼り、裏面は無地の和紙を配します。
一枚一枚手で丁寧に染められており、その温かみのある風合いに心癒やされる千代紙は、帝国ホテル2代目本館(通称「ライト館」)を設計した近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトにちなんだデザインです。左・ライトが設計した「ロビー邸」のステンドグラスの意匠がモチーフ。右・ライト館のためにデザインされた意匠「キャバレー・チャイナ」から着想を得た模様。和室にも洋室にもなじむ、レトロモダンなデザインです。
ブランドストーリー
創業200年、江戸(東京)・日本橋で和紙のある暮らしの美しさ、豊かさを提案し、常にお客様の生活に寄り添い続ける和紙舗 榛原。時代の移り変わりとともに新しい試みをいとわず、和紙の可能性を信じて常に職人と使い手の気持ちを大切にしています。
帝国ホテルとは大正4~5年頃からお付き合いがあり、当時榛原は、帝国ホテルの御用商を担いながら、画家の紹介や内装を請け負うなど、数々の相談に応じてともに歩んできました。
「紙はときに手紙として人の思いを運び、さらにその質の高さや優美なデザインにより言葉にならぬ気持ちを伝えることができるもの。目に見える“かたち”を吟味しつつ、いかに“目にみえない人の心を動かすことができるのか”」。榛原のみなさまはこの想いを大切に、日々紙と向き合っています。
東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー
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商品について
1個
237g
※別柄(キャバレーチャイナ ホワイト)もご用意しております。
「大万月団扇(キャバレーチャイナ ホワイト)」はこちら
縦405mm×横300mm×高さ15mm
※写真はイメージです。
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日本橋 榛原(東京都)より、ヤマト運輸 にてお届けいたします。
4営業日以内に発送いたします。
(土・日・祝日・ゴールデンウイーク・お盆・年末年始を除く)
送料については、「送料について」をご確認ください。
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